Fender AMERICAN ACOUSTASONIC TELECASTERを試奏した感想

FenderからACOUSTASONIC TELECASTERというエレキギターの様なアコースティックギターが販売されていて、これが非常に気になっていました。かなり売れているらしい。

先日、御茶ノ水の楽器屋さんに寄れるタイミングがあり、ACOUSTASONIC TELECASTERを試奏出来る機会があったので、それについて感想を書きます。

音についてはYOUTUBE等でデモ演奏がたくさん観れるのでそちらを参照いただくとして、あくまで弾き心地だったり、見た目含めた感想メインに書こうと思います。

ACOUSTASONIC TELECASTERって何!?って方はこちらを参照してみてください。

まず、触ってみて初めに軽い事に驚きました。だいたい2kg弱の軽さです。一般的なテレキャスターで3.2~3.8kgくらいなので半分とまでは行きませんがだいぶ軽いです。ボディーの厚さもほぼ一般的なテレキャスターと同じ程度で、抱えた時の違和感はありませんでした。

ネックはマホガニー、指板は縞黒壇が使われています。縞黒壇なので木取りの関係で縞が入っているものと、そうでない個体が混じっています。こだわる人はネット通販で購入せずに、納得のいく模様の個体を選ぶと良いと思います。極力真っ黒な物を選ぶか、気に入った模様の物を買うか。どちらにしろ、お気に入りの一本を探すのが良いと思います。

フレットはミディアムジャンボ程度のフレットで弾きやすい感じです。楽器屋の店員さん曰く、AMERICAN ELITEとこの辺の基本スペックはおなじではないか?との事でした。

サウンドホールは一見穴が空いているだけに見えますが、よく見るとハウリングしにくいように対策がされているようです。

色はNatural、Black、Sonic Gray、Surf Green、Sunburstの5色あるのですが、Naturalが一番人気のようです。見た目がアコースティックギターに近いからかもしれません。ボディーはサテン仕上げでサラサラです。個人的にはBlack、Surf Green、Sunburstが気に入りました。買うならSunburstかな・・・。

ネックはModern“Deep C”で薄すぎず、太すぎずで良いネックだと思いました。張ってある弦ゲージはアコギ用の11-52が標準なようです。弾き心地もネックの握り具合はエレキギターですが、弦のゲージと種類は基本アコースティックギターなので、この辺はアコースティックギターを買う気持ちで買った方が違和感ないと思います。

ピックアップはテレキャスターのリアピックアップに似た物が取り付けられているが、背面の配線を見たところケーブルの数が通常のピックアップよりも多いのでリプレース品との交換は難易度が高そうでした。

また、自分は数本しか弾いていませんが、個体毎にブリッジサドルの高さがバラバラでした。店員さん曰く、基本的にはある程度高く設定されているという事と、購入時にブリッジサドルの高さは調整出来ます。との事だったので、これも気になるなら事前に確認しておいたほうが間違えないかなと思います。リッジサドルの高さは自分で変更するのは難しいと思いますので。自分はちょっと弦高は高い方が好きなので12フレットで1.5~1.7mmくらいが好みです。

ACOUSTASONICの生音は通常のアコースティックギターと比べると音量は控え目ですが、夜中に防音設備の無い自宅で演奏するとアパートなら隣の部屋からクレームが来るくらいの音の大きさは出ます。

練習場所や時間については、念頭に入れておいた方がいいと思います。ACOUSTASONICに使える消音グッズ出てほしいです。

まとめ

総じてエレキギターメインだけど手軽に弾けるアコギが欲しいなら、他に選択肢は無いですし、買って損は無いと思います。

  • テレキャスターシェイプで弾きやすい
  • 本格的なアコースティックギターの音を出せる
  • 多彩な音が出せる
  • シングルコイル的なピックアップでエレキっぽい音も出せる
  • 全体的に作りが良い
  • 生音がそれなりに大きいので練習場所はエレキギターと比べて限定されそう
  • 何気に高額
  • 買うなら杢目など個体差があるので気にいったものを選ぶ

 

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