最近音楽関連の更新をよくおこなっているのですが、おそらく原因はmoisesを使った演奏が楽しいからです。
moisesは機械学習を用いた楽器の分離アプリです。この手のアプリは結構前から存在して、私もiZotope RXを過去よく利用していました。ただ、精度はそこまで高くなかったのと、分離に手間がかかってちょっと手順が煩雑でした。
moisesは楽器毎の分離精度がものすごく高く、手順も音源ファイルをアップロードするだけで勝手に分離してくれます。めちゃくちゃ簡単で便利です。
画像ではボーカル、ドラム・・・など項目分けされて波形が表示されていますが、この分類分けまでmoisesが自動的にやってくれます。しかも分離されたトラックはエクスポート可能なのでそのままDTMアプリに読み込めます。
ギターだけ再生すれば音作りや耳コピ、ニュアンスの確認などがじっくり出来ますし、ギターだけミュートすればそのバンドに参加した気分も味わえます。楽しい。
Quad CortexとiPhoneを接続してmoisesを利用する事も出来るので、パソコンを利用せずとも快適に練習が出来ます。
SpleeterというTensorFlowを利用するライブラリをベースに作られているようで、元を辿ればiZotope RXも同じエンジンを利用しているみたいなので、単純にspleeterの性能が向上したということなのかもしれません。
お気に入りのアーティストの楽曲から、演奏したいパートを取り除いて再生すれば、本当にライブに参加している気分が味わえます。やばいです。
月額課金の有償アプリですが、十分に払う価値あると思います。