心待ちにしていたFENDER CUSTOM SHOP EXHIBITIONに行ってきました。
日本で初となるイベントだったらしいので、肝心のギター展示スペースがもっと広ければな、とか、展示品もっとたくさんあればなーとか、色々これからだと感じる部分は多々ありましたがマスタービルダーのポール・ウォーラーさんやハンドメイドのピックアップを作製されているホセフィーナ・カンポスさんと気軽にお話しして記念撮影出来たり、大変貴重な体験をすることが出来ました。
イベントはExperience #4 Custom Order | Tomoyasu Hoteiに当選することが出来たので、こちらに参加しました。
内容としては、ポール・ウォーラーと対話しながら理想のギターを作製していくという内容だったのですが、これから作っていきます。と言う内容で、特別進展はまだ無い感じではありました。話の流れでローステッドメイプルネックにアッシュボディーを使って・・・との事になっていましたが、ご本人の表情があまり気が進まないように個人的には思えましたが、ローステッドメイプルネックはモダンを取り入れたいという話もありましたので取り入れてくるのではないかなと感じました。
ロンドンからカリフォルニアコロナ工場に出向いて直接ディスカッションしようという会話の中で交通費はfender持ちになるか。というジョークが飛んでいましたが、恐らく既にシグネーチャモデルを出す運びまでは整っているんだろうなぁと勝手に感じました。
完全な勝手な個人的予想ですが、ポール・ウォーラー作の本人モデルを、その時のデビュー何周年にちなんだ本数で出し、Team Buildで250本くらい、あとはJapan Exclusive Seriesでリーズナブルに量産という形になるんじゃないかなと思っています。仮にJapan Exclusive Seriesで出してくれるなら、シグネーチャとぱっと見で分かった方が広告にもなりますし、また、名前は「king of telecaster」と確か仰っていたので、やはりG柄は取り入れてくれるのではないかなと思っています。
バインディング有りの白いcustom telecasterに以前fender製ストラトに取り入れていた水墨画家が書いたと噂されるタッチでG柄をカラフルに表現・・・なんてどうでしょうかね。和を取り入れるタイミングとしては、2020年にオリンピックもありますし、仮にゲスト出演されるなら、ここまでに完成していればfenderとしてもご本人としても最高に宣伝になるので悪い話ではないと思うのですけども。
と、勝手に書くだけ書きましたが、進捗に関してはfender公式サイトで順次公開していくという事でした。ご本人モデル買えるように今からお金節約して貯めておきます。
話は戻って、展示会についてはL’Arc〜en〜Cielのkenさんが展示スペースでファンの方に気さくにサインに応じていたのもおそらくサプライズだったのだと思いますがファンを大切にされているのだなと、とても印象的でした。
・・・と言うわけで、全体的なエキシビジョンの説明には全くなっていませんが、展示されていたギターの中から、個人的に気になったものを写真撮ってきましたのでご紹介します。
展示品は全てFENDER CUSTOM SHOP製で、Master Builder物とTeamBuild物の比率はだいたい1:4くらいだったと思います。個人的にはMaster Builder物をもっと展示してもらえると嬉しかったかなと思いました。基本的に販売金額は表示されておらず、ギターに連絡先が記載されており各自気になった場合は問い合わせてくれとの事でした。
また、基本的には1点物が多かったようですが、店舗からバックオーダーする事は可能なようでしたので、限定モデルについても人気の個体については、再販される可能性もありそうでした。
JOURNEYMAN RELIC ESQUIRE 3 TONE SUNBURST By Greg Fessler
ジャーニーマンレリックが施されたEsquire。俗に言うエスクワイヤー・カスタムです。柾目ネックにミディアムジャンボフレット、9.5Radiusの所謂モダンスペック。ピックアップは手巻きのブロードキャスターとの事でした。かっこいい。
Cabronita King Jazzmaster N.O.S. -Honey Burst- by John Cruz
一見Fenderらしからぬ雰囲気ですが、2018 Winter NAMM Showで発表されたモデルらしく、既に販売店に詳細が記載されていました。
税込149万円との事。かなり良いお値段です。
Spec.
Body : AAAA Flame Maple Top , AAAAA Flame Okume Body
Body Finish : Nitrocellulose Lacquer , New Old Stock
Neck : AAAA Flame Maple , Large C-Shape
Neck Finish : Nitrocellulose Lacquer , New Old Stock
Fingerboard : African Blackwood , 12″ Radius , 6100 Jumbo Frets , 21F
Pickups : Seymour Duncan Humbucking PU
Controls : Vol x 2 , Tone x 2 , 3way-Toggle SW
VINTAGE CUSTOM 1959 TELE CUSTOM JOURNEYMAN RELIC CHOCOLATE 3 TONE SUNBURST SUMMER EVENT LIMITED EDITION
バインディング好きにはたまらないCustom Telecasterです。以下カラー以外基本スペックは同じなようです。販売価格はTeam Buildなのでおそらく50万円前後だと思われます。
いつかは3 TONE SUNBURSTのCustom Telecasterを所持してみたいです。
Spec.
Body : 2-piece off-center Double Bound Alder Body
Body Finish : Flash-Coat Lacquer Finish
Neck : 59 Large C-Shape Rift-Sawn Maple Neck
Fingerboard :Dark Rosewood , 7.25”-9.5″ Compound Radius , Narrow Jumbo Frets , 21F
Pickups : Hand-Wound 58 Tele Pickups
年代的にも写真で改めてみた感じとしても指板はスラブ貼りみたいです。
Dark Rosewoodと言うものがどう言うものかいまいち分かっていませんが、見た限りではダークでキメの細かい個人的に好きな雰囲気の指板でした。
VINTAGE CUSTOM 1959 TELE CUSTOM JOURNEYMAN RELIC FADED/AGED GOLD SPARKLE SUMMER EVENT LIMITED EDITION
Custom Telecasterで滅多に見かけないレアなラメ入りスパークルが色々な色で展示されていました。とにかくカッコいいです。
こちらはゴールドスパークルです。
各色ウェザーチェックがビッシリとレリックされています。
VINTAGE CUSTOM 1959 TELE CUSTOM JOURNEYMAN RELIC FADED/AGED SILVER SPARKLE SUMMER EVENT LIMITED EDITION
こちらはシルバースパークルで、これも滅多に見ない良い雰囲気醸し出しています。
今回の展示品の中で個人的に最もこれが気になりました。
写真は無いですが、ボディ裏もシルバースパークルでした。
VINTAGE CUSTOM 1959 TELE CUSTOM JOURNEYMAN RELIC FADED/AGED ORANGE SPARKLE SUMMER EVENT LIMITED EDITION
こちらはオレンジスパークル。
ピックアップ製作デモンストレーション
運よくホセフィーナ・カンポスさんのピックアップ巻き実演デモンストレーションを前の方で見ることが出来ました。ピックアップ毎に巻いていくコイルの太さが違う事を説明されていました。フェンダー勤続27年との事で、流石の手さばきでした。デモ中に巻いているコイルを触らせてもらいましたが、髪の毛よりも細かったです。終始笑顔でファンの記念撮影やサインにも気さくに応じられていました。
デモで作製したピックアップが飾られていました。japanと記載があります。貴重です。