お金を極力使わずに自宅や社内のネットワーク機器やサーバーのパフォーマンスを視覚化したいケースはあると思います。
最近の企業ですと、クラウド側にシステムリソースを持っているけれど、イントラネット側にはほとんど利用可能なシステムリソースが無いケースも多いのでは無いかと思います。
そういう場合、raspberry piにcactiをインストールして利用するのがお手軽かなと思い、raspberry piへcactiをインストールする手順を確認してみました。
cactiは誰でも無料で利用することが出来るオープンソースのWEBアプリケーションです。
cactiを利用すればネットワークトラフィックやCPU使用率、Disk空き容量などが簡単にグラフ化することが出来ます。
統計情報として参考にしたり、機器に問題が発生した際、平常時の値がどうなっていたかをサッと確認出来るのは問題切り分けを行う際、とても重要です。
手っ取り早くcactiを利用する場合は以下のコマンドをraspberry pi上で実行して画面上に表示されるウィザードを操作するだけでインストールは完了します。
apt-getを使えばインストールはとても簡単です。
今回Raspberry Pi3 Model BにOSはRASPBIAN STRETCH LITE(Linux raspberrypi 4.9.41-v7+ #1023 SMP Tue Aug 8 16:00:15 BST 2017 armv7l GNU/Linux)を利用しています。
ただし、現時点でインストール出来るcactiのバージョンは現時点で0.8.8hなのでVer1.0以降の最新版のインストールを行う場合は別の操作手順が必要になるようです。※新しいバージョンのcactiはRASPBIAN/STRETCHのapt-getではまだ対応出来ないようです。
途中利用するhttpdを選択する画面が表示されますが、何も考えずにcactiを利用するならapache2を選択してください。
パッケージリストの更新・インストールされてるパッケージの更新
cactiのインストール
インストール後、raspberry piが稼働しているIPアドレスにブラウザでアクセスして動作を確認してください。
参考
Installing Cacti on Raspberry Pi
http://resources.intenseschool.com/installing-cacti-on-raspberry-pi/
最新のcactiを気軽に試す方法
Ubuntu(zesty)であれば、apt-get経由で最新のcactiをインストールする事が出来ました。
vagrant上にUbuntu(zesty)をインストールしてこちらの手順に従えばRaspberry pi上では無理ですが、Ubuntu上では最新のcactiをapt-getで試す事が出来るので興味があれば試してください。