cipher
Windows 2000 SP4以降でファイルやフォルダに対してEFS暗号を行う場合に使うコマンドです。このコマンドを用いないで暗号化を適用する場合には
ファイルを選択して右クリック→プロパティ→全般→詳細設定
から
内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する
にチェックを入れます。
CIPHERコマンドのヘルプ
NTFS パーティション上のディレクトリ [ファイル] の暗号化を表示または変更します。 CIPHER [/E | /D] [/S:ディレクトリ] [/A] [/I] [/F] [/Q] [/H] [パス名 [...]] CIPHER /K CIPHER /R:ファイル名 CIPHER /U [/N] CIPHER /W:ディレクトリ CIPHER /X[:EFS ファイル] [ファイル名] /A ファイルおよびディレクトリに対して操作を実行します。 親ディレクトリが暗号化されていない場合、暗号はファイルが 修正されると解除されます。ファイルと親ディレクトリの両方を 暗号化することをお勧めします。 /D 指定されたディレクトリの暗号化を解除します。後で追加された ファイルが暗号化されないようにディレクトリをマークします。 /E 指定されたディレクトリを暗号化します。後で追加された ファイルが暗号化されるようにディレクトリをマークします。 /F 暗号化済みのオブジェクトも含めて、指定されたすべてのオブジェ クトを強制的に暗号化します。既定では暗号化済みのオブジェ クトはスキップされます。 /H 隠しファイルやシステム属性のファイルを表示します。 既定ではこれらのファイルは省略されます。 /I エラーが発生しても指定された操作を実行し続けます。既定では、 エラーが発生すると CIPHER は停止されます。 /K CIPHER を実行しているユーザー用に新しいファイル暗号化キーを 作成します。このオプションが指定されると、その他のオプションは すべて無視されます。 /N このオプションは /U でのみ動作します。このオプションにより、 キーが更新されなくなります。ローカル ドライブ上のすべての暗号 化ファイルを探すために使用されます。 /Q 重要な情報だけを報告します。 /R EFS 回復エージェント キーと証明書を作成してから、それらを .PFX ファイル (証明書と秘密キー) と .CER ファイル (証明書のみ) に 書き込みます。管理者は、ユーザーの回復エージェントを作成する ために.CER の内容を EFS 回復ポリシーに追加し、個々のファイル を回復するために .PFX ファイルをインポートすることができます。 /S 指定されたディレクトリとすべてのサブディレクトリに 対して指定された操作を実行します。 /U ローカル ドライブのすべての暗号化ファイルを参照しようとします。 これにより、現在のユーザーのファイル暗号化キー、または回復 エージェント キーに変更があった場合、これらが更新されます。 このオプションは /N 以外のほかのオプションでは動作しません。 /W ボリュームで利用可能な未使用のディスクから、データを削除します。 このオプションを選んだ場合は、ほかのオプションはすべて無視されま す。ローカル ボリューム上のどの場所にあるディレクトリでも指定す ることができます。ディレクトリがマウント ポイントである場合、 または別のボリュームのディレクトリを指し示す場合は、そのボリュー ムのデータが削除されます。 /X EFS 証明書とキーのバックアップをファイルのファイル名に作成しま す。EFS ファイルが指定されている場合は、暗号化に使われている現在 のユーザーの証明書のバックアップが作成されます。指定されていない 場合は、ユーザーの現在の EFS 証明書とキーのバックアップが作成 されます。 ディレクトリ ディレクトリのパスです。 ファイル名 拡張子を伴わないファイル名です。 パス名 パターン、ファイル、またはディレクトリを指定します。 EFS ファイル 暗号化されたファイルのパスです。 パラメータを指定せずに CIPHER を実行すると、現在のディレクトリと ディレクトリに含まれるすべてのファイルの暗号化状態を表示します。 複数のディレクトリ名やワイルドカードを指定できます。複数のパラメータ を指定する場合は、パラメータをスペースで区切ってください。