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ネットワークインターフェイスが正常に稼働しているかの確認
このテストがうまくいかなかった場合、何を確認すれば良いでしょうか?そうです、パソコンのLANケーブルを挿す口が正常に稼働しているか確認する必要がありますね。この部分をLANカード、もしくはネットワークインターフェイスって呼ぶんですがこれを確認しましょう。
自分自身に通信確認する場合には”ループバックアドレス”と呼ばれる特別なIPを使います。
C:\Documents and Settings\hogehoge>ping 127.0.0.1
Pinging 127.0.0.1 with 32 bytes of data:
Reply from 127.0.0.1: bytes=32 time1ms TTL=128
Reply from 127.0.0.1: bytes=32 time1ms TTL=128
Reply from 127.0.0.1: bytes=32 time1ms TTL=128
Reply from 127.0.0.1: bytes=32 time1ms TTL=128Ping statistics for 127.0.0.1:
Packets: Sent = 4, Received = 4, Lost = 0 (0% loss),
Approximate round trip times in milli-seconds:
Minimum = 0ms, Maximum = 0ms, Average = 0ms
“ping 127.0.0.1″とコマンドを打ってみて反応を確認します。この反応があればネットワークインターフェイスが元気に稼働しているのが確認出来ます。逆に昨日まで通信出来ていたのに急に通信が出来なくなり、”ping 127.0.0.1″とコマンドを打ってみた結果、反応が返ってこないようであればネットワークインターフェイスに障害があると言えます。この場合はネットワークインターフェイスの故障や設定を疑ってみましょう。
インターネット側に向かってPingを打ってみる
デフォルトゲートウェイまでの通信が確認出来たら、次はインターネット側に向かって通信確認をしてみます。とりあえず有名どころに向かってPingを打ってみましょう。GoogleやYahoo辺りが良いと思います。何故有名どころにPingを打つかというと、マイナーなサイトだとURLが変更になったりサイトが落ちたりするからです。確認作業に使うなら運営の安定したところを使うべきですよね。とりあえずYahooに向かってPingを打ってみましょう。
C:\Documents and Settings\hogehoge>ping google.com
Pinging google.com [72.14.207.99] with 32 bytes of data:
Reply from 72.14.207.99: bytes=32 time=184ms TTL=235
Reply from 72.14.207.99: bytes=32 time=184ms TTL=235
Reply from 72.14.207.99: bytes=32 time=186ms TTL=235
Reply from 72.14.207.99: bytes=32 time=185ms TTL=235Ping statistics for 72.14.207.99:
Packets: Sent = 4, Received = 4, Lost = 0 (0% loss),
Approximate round trip times in milli-seconds:
Minimum = 184ms, Maximum = 186ms, Average = 184ms
通信が可能であればこのような結果が出ると思います。ここまで正常に通信が出来ているにも関わらず相変わらずインターネットに接続できない場合はブラウザの設定がおかしい可能性やソフトウェアファイヤーウォール(ノートンインターネットセキュリティ等)が有効になっていて通信をブロックしている可能性もあります。
DNSの動作確認
GoogleやYahooに向かってPingを打ってみて応答が無い場合、DNSの動作も確認してみましょう。DNSってのはサイト名とIPアドレスの変換を行うサービスの事です。普段ブラウジングを行う場合にサイト名でアクセス出来るのは、ブラウザ等のURL欄に”http://google.com”や”http://yahoo.co.jp”なんて入力しますよね?これをDNSが自動的にIPアドレスに変換しているからなんです。
というわけで、Google.comをIPアドレスに変換出来ているか確認してみましょう。確認にはnslookupというコマンドを使います。
C:\Documents and Settings\hogehoge>nslookup google.com
Server: hogehoge.local
Address: 192.168.1.1Non-authoritative answer:
Name: google.com
Addresses: 64.233.167.99, 72.14.207.99, 64.233.187.99
DNS名をIPアドレスに変換する機能が有効になっていればこのような結果が帰ってきます。
DNSが名前解決(URL名をIPアドレスに変換する事)が出来なかった場合には以下のような回答がnslookupの結果として表示されます。
*** hogehoge.local can’t find hogehoge.comm: Non-existent domain
別のDNSサーバを参照してnslookupを実行してみる
例えば自宅環境ならDNS設定はデフォルトゲートウェイになっている事が多いと思います。
しかし上記のように指定しているDNSサーバに対して名前解決が出来ていなかった場合には別のDNSサーバを参照してみましょう。
例えばプロバイダぷららのDNSサーバを使う場合には以下のように入力します。
Server: exnsa.plala.or.jp
Address: 220.220.248.1Non-authoritative answer:
Name: google.com
Addresses: 64.233.187.99, 64.233.167.99, 72.14.207.99
このように名前解決が可能だった場合にはパソコンに設定されているDNSサーバに障害が発生している可能性があります。自宅のルータがDNSサーバアドレスに設定されている場合には設定を確認してプロバイダで指定されているDNSサーバが変更になっていないか等を確認してみましょう。
便利アイテム
無線LAN機器の接続が不安定で困っている場合には、以下のようなイーサネットコンバータを利用すると便利です。
パソコンの代わりに機器が無線LAN接続を行いますので、あとはその部分にパソコンのLANケーブルを挿しこむだけで利用出来ます。
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