外付けHDDで何かお勧めは?と聞かれたので自分なりに少しまとめてみます。何かの参考にしていただければと思います。
まず、何故外付けHDDなんでしょう?理由はいくつかありますよね。パッと思い浮かぶだけでも以下の理由があるんじゃないかと思います。
・取り付け簡単
・持ち運びも簡単
・安くて大容量
中でも”取り付け簡単”
って理由が多いんじゃないかな?なんて思っています。まあともかくですね、他の人はどんなものを買っているんだろう?ってのがある程度指針になるかと思いますので、ここは思い切ってカカクコムでも見てみましょう。
2007年1月16日現在の外付けHDDのランキング表です。無論無断で掲載していますが。
とりあえず一位の商品から見てみましょう。ちなみにこのランキングは売上一位じゃなくてアクセス数一位ですからね。
では、1位から3位までの売れ筋製品を一緒に見てみましょう。
1位・バッファロー HD-H250U2
価格:1万円前後
PCとの接続方式:USB1.1、USB2.0
特長:PC連動AUTO電源機能
、電源内蔵・省スペースボディ
よく売られている一般的な外付けHDDです。接続端子がUSBなのでほとんどのPCに接続出来ます。ただしUSB2.0に対応していないと秒間コピー速度は1.5MB/秒でかなり遅いと思います。この速度が遅いと結果的にたとえば動画ファイルなんかを再生しようとするとカクカクしちゃいます。USB2.0であればおそらくHDD性能にもよりますが10〜20MB/秒くらいの速度は出るんじゃないかなと思います。保存するものにもよりますがこの程度の速度が出れば普通に使っている分には十分でしょう。
2位・IODATA HDC-U250
価格:1万円前後
PCとの接続方式:USB1.1、USB2.0
特長:PC連動AUTO電源機能
、電源内蔵・省スペースボディ
スペックは1位の製品とほとんど変わりありません。ただ、メーカーHPの記載でも分かるように1位・バッファロー HD-H250U2よりもケースが小さいみたいです。よりコンパクトな外付けHDDが欲しいならこっちが良いかなと思います。
3位・バッファロー HD-W500IU2/R1
価格:3万円前後
PCとの接続方式:USB1.1、USB2.0、IEEE1394
今までの製品と比べるとちょっとでかいです。接続端子も新たにIEEE1394という端子が加わっていますね、ただWindowsユーザにはあまり関係無いかも知れません。今までの外付けHDDと違いHDDが2台入っているんです。で、この2個の組み合わせを用途に合わせていろいろ選べるわけです。
まず、RAID-0と呼ばれる使い方です。2台のHDDに交互にデータを書き込んでいくことでデータ書き込み速度を向上させます。USB2.0の転送速度よりもHDDの書き込みor読み込み速度の方が遅いので、HDDを分散化させる事でHDDへの書き込みor読み込み速度を向上させるんです。メリットとして書き込み速度の向上がありますが、デメリットとしてどちらか一台のHDDが壊れても書き込みを分散して行っているので、結果としてデータが読めなくなってしまいます。怖いですね。
また、この方法とほぼ正反対の使い方として、2個のHDDにまったく同じデータを書き込んで万が一のHDD破損に備える事も出来ます。これを世間はRAID1って呼んでいます。
まったく同じデータを書き込む事で一台のHDDが破損してもデータが破損することが無いので、HDD一台でデータを保存しておくのより格段安全にデータを保存することが出来ます、便利ですね。
ただし、同じデータを2台のHDDに書き込みますので容量は倍食います。例えば100GBのHDDを2台持っていた場合、普通に使った場合には200GB書き込めますよね?でもRAID1の場合は同じデータを2台のHDDに書き込みますのでこの場合も実際に書き込み出来るデータ量は100GBになります。
まとめ
お勧めのHDDと言われても目的の用途によりいろいろな選択肢があるのが分かっていただけましたでしょうか?
ただし、この3製品の中で目的別のお勧めはどれ?と言われた場合には
・安くて手軽に運べて使える外付けHDDが欲しい場合
→HD-H250U2、IODATA HDC-U250
・安全にデータを保存出来る外付けHDDが欲しい場合
→HD-W500IU2/R1
と言うと思います。
最後に、忘れないで欲しいのは”HDDは消耗品”という事です。
HDDの中身は電源を入れると常に回転しているわけですから、いつか必ず破損します。僕も何度HDDを壊したことか・・・。
破損した時にブルーにならないように日頃からこまめなバックアップ作業は行った方がいいです。
また、ここで紹介しなかったジャンルのHDDもありますので機会あればまた書きたいと思います。
ほほう〜、ありがと〜♪
為になりました!ちゃんと理解するまで何度でも此処に足を運んで熟読します(笑)