地デジ録画用パソコンを作ってみました。(前編)(画面表示が重いです)

ページ : 1 2 3 4
<この記事を全て表示する場合はこちらをクリック>


AT3S0を買ってから、地上デジタルテレビ放送をAT3S0で閲覧したくなり、地デジ録画用パソコンを作ってみました。

過去、PT2を買ったのは良いものの、PCIスロットに対応した手ごろなPCケースがなかなか無かったのですが、最近は同様な機能を持つPLEX PX-W3PEという地デジチューナが発売されているため、これを利用しました。
PX-W3PEはPCI Expressのチューナのため、1枚挿しであればMini-ITXのマザーボードでも対応可能なので、ケースの選択次第でかなりコンパクトな録画サーバを作ることが出来ます。HDDが高いご時勢ですが、思い切ってSSD等搭載して地デジ録画生活なんていかがでしょうか。

今回は取り急ぎ購入した部品の一覧です。
結果として、このマシンのアイドル時の消費電力は約28W、6番組同時録画で大体36W前後でした。
※最低限、自作PCを組み立てた事がある方が対象です。

スタンバイやスリープを上手く利用すればそれなりに省エネなマシンになったのではないかと思っています。

パソコン本体

Intel Core i3 i3-2120T 2.60GHz

今回利用したCPUです。TDP35Wの省電力版のCPUです。
基本的に電源を入れっぱなしにしておきたかったので、なるべく消費電力の少ないモデルを選んでみました。

ASRock Z68 Pro3-M

ASRockのZ68チップセットを搭載したマザーボードです。
CPU対応リストにはi3-2120Tの記載は無かったのですが、動作させてみたところCPUの型番に関してもBIOS上で表示されたので問題無いかなと勝手に思っています。
このマザーボードに限ったことでは無いですが、HDMI出力端子が搭載されているのでそのままテレビに接続する事が出来ます。

DDR3 W3U1333Q-4G DDR3 PC3-10600 CL9 4GB x 2枚セット

メモリです。特に8GB搭載する必要は無い気はしたのですが、最近のメモリの安さに8GB搭載してしまいました。
※OSはWindows 7 Ultimate x64を利用しています。

Crucial 2.5インチ 内蔵型 SATA3.0対応 M4 SSDシリーズ 128GB CT128M4SSD2

巷でお勧めと言われているSSDです。現状HDDが天災の影響でかなり高騰しているため、SSDがなんだか割安に思えてしまいます。

Abee ATX電源用ACアダプタ変換キット AC ADAPTER KIT 130W

ABEEから発売されているATX電源をACアダプタで実現させるキットです。
ACアダプタを利用するため電源利用はかなり制限されるのですが、今回のような環境であれば十分に利用できました。
電源をPCケースに含めないため、中がかなり広く使えるのと、熱源がケースの外にあるので余計な熱が篭りません。

SilverStone Milo SST-ML03B

今回利用したケースです。PX-W3PEを2枚挿してみたかったのでこの大きさにしてみましたが、それでも少し大きめなビデオデッキ程度の大きさはあるので、1枚挿しであればHD MASTER MINIで良かったかなと思います。

HD MASTER MINI ブラックMini-ITXケース DIR-HDMINI-B

HDDが今安ければおそらくこのケースを購入していたと思います。ホットスワップ対応の3.5インチベイが4つついて、拡張スロットが1つあります。高さがQNAPの4ドライブ搭載NASより少し大きい程度ですが、MINI-ITX用のケースなのでそれでもかなりコンパクトです。このケースを購入する場合には電源付属なので別途購入する必要はありません。

次のページは録画に必要なチューナーカード等についてです。



録画に必要なもの

PX-W3PE REV1.3

PT2と同じ事が出来る地上デジタル・BS・CS対応TVチューナーです。このカード1枚で地デジ2チャンネル、BS・CS2チャンネルの合計4チャンネルが同時録画出来ます。今回の環境はこのカードを2枚使っています。

NTT-ME SCR3310-NTTCom

PX-W3PEにはカードリーダーが標準搭載されているのですが、別途カードリーダーを準備した方が安定して動作するという事で購入しました。
B-CASカードを読み込む際に利用します。

B-CASカード

B-CASカードは単体での販売が行われていないようで、これを購入するのが少し難しいかもしれません。
秋葉原の裏通り等には比較的これに非常に良く似た赤や青のカードが売られているのを見かけることがあります。
青いカードは地デジのみで、赤いカードは地デジとBS/CSに対応しています。青いカードは3000円程度で売られている安い通常のチューナとセットで売られているようです。
秋葉原ではだいたいの赤いのには4000、青いのには2000という数字が記載されていました。



その他必要になったパーツ

自分の確認不足から、結局必要になってしまったパーツです。主にACアダプタ変換キットを利用したため、ケーブルの長さが足りなくなったのが原因です。
SST-ML03Bで通常のATX電源を利用する場合は、ある程度長さの短いATX電源を利用すれば問題無いようです。

アイネックス ATX12V用電源延長ケーブル PX-007

アイネックス ATX用電源延長ケーブル WAX-2430

シリアルATAケーブル 30cm

ケース既定の場所にSSDを取り付ける場合、取り付け台を少し加工(削る)するか、両端が真っ直ぐなL字でないSATAケーブルが必要になります。

アイネックス シリアルATA用電源延長ケーブル 30cm WA-047SAB

ABEEのACアダプタ変換キットに一応拡張用のケーブルが付属していますが、SATA用のケーブルをSSDにそのまま挿したい場合には延長ケーブルが必要になります。

BUFFALO USB2.0用 外付けポータブルDVDドライブ DVSM-PN58U2V-BK

今回は電源を極力利用しないように、DVD/Blu-Rayドライブは省略していますが、OSインストール時にDVDドライブが必要になるので、持っていない場合にはポータブルドライブがあると便利です。



だいたいのパーツを取り付けた状態が以下のような感じになります。ACアダプタ変換キットを利用しているので、ATX電源が入るべき部分にかなりスペース的な余裕が生まれます。

今回こんな感じで部品を買って組み立てました。
この状態からWindows 7 Ultimate x64をインストールして、ドライバを一通りインストールしたらアプリケーションの設定に入ります。

ページ : 1 2 3 4
<この記事を全て表示する場合はこちらをクリック>

1 2 3 4

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です