ページ : 1 2
<この記事を全て表示する場合はこちらをクリック>
前回までのDesireのSIMフリー化ですっかりDOCOMO回線に移動する準備が出来たので思い切ってSOFTBANK回線を解約してDOCOMO回線に乗り換えました。余談になってしまいますが、回線の通信速度が違いすぎてあらためて驚きました。
回線を変更するにあたって、ついでにSC-01Cを購入してみました。
SC-01Cの中身に興味がわいて、いじっているうちに、さっそく再起不能になってしまったので、OS起動不能な状態からのOSの初期化とroot権限の取得までを通しで調べて実施してみましたので記録しておきました。
確認していませんが、おそらく端末のサポート対象外になってしまうと思いますので、毎度の事ですが自己責任で作業行ってください。
SC-01Cの復旧手順(前提条件)
前提手順としていくつかのアプリケーションを入手しておく必要があります。
Samsung Kiesのダウンロード
パソコンにSC-01Cを認識させるためのドライバを予めパソコンにインストールしておいてください。
ドライバはSamsung Kiesというアプリケーションに同梱されています。
http://jp.samsungmobile.com/pc/lineup/SC-02Bdownload.html
SC-01Cリカバリイメージのダウンロード
以下のURLから、Docomo版のROMイメージ(と言われている)ファイルをダウンロードします。このデータは後述のアプリケーションを利用してZIPイメージに変換する必要があります。
http://fus.samsungmobile.com/Phone_Binary/9/SC-01C_SC01COMJL3_SC01CDCMJL3_SC01COMJL3_SC01COMJL3_OM_DCM.zip.enc
Decoder.zip、Odin3_v1.70.zipのダウンロード
以下のサイトより、decoder.zipとOdin3_v1.70.zipをダウンロードします。
※ダウンロードにはユーザ登録が必要です。
decoder.zipは上記のencファイルの処理に利用し、Odin3はSC-01Cにパソコンからリカバリイメージを書き込む際に利用します。
http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=889165
※上記のサイトのdecoder.zipが上手く動作しない場合には、以下のサイトを参考に再度decoder.zipを利用してみてください。環境によってFUSCrypt.dllをregsvr32コマンドでパソコンに登録する必要があるようです。
DecoderTestのメモ
http://komugi.net/archives/2010/12/28082029.php
SC-01Cの復旧手順(encファイルへの処理)
ダウンロードした[SC-01C_SC01COMJL3_SC01CDCMJL3_SC01COMJL3_SC01COMJL3_OM_DCM.zip.enc]を[Decoder.zip]を解凍して出来た[DecoderTest.exe]で変換します。
例えば[DecoderTest.exe]と[SC-01C_SC01COMJL3_SC01CDCMJL3_SC01COMJL3_SC01COMJL3_OM_DCM.zip.enc]がそれぞれ[C:\Temp\decoder]にある場合には以下のようにコマンドをコマンドプロンプトから1行ずつ実行してください。
※REMはコメント行ですので実行する必要はありません。
※内容に更新があり、2011年1月3日現在、入力する文字列が1429718に変更になっているようです。今後この内容に関しても変更が加えられる可能性ありそうです。
コマンド実行後、[SC-01C_SC01COMJL3_SC01CDCMJL3_SC01COMJL3_SC01COMJL3_OM_DCM.zip.enc.zip]というファイルが生成されますので、これをさらに解凍して[SC01COMJL1.tar]を取り出してください。
これがSC-01Cを復旧させる際に利用するイメージになります。
SC-01Cの復旧手順(Odin3を利用したリカバリの実行)
パソコン側の操作
Odin3_v1.70.zipを解凍した中にOdin3 v1.7.exeという実行ファイルがあるのでこれを実行します。
[PDA]をクリックして、先ほど生成された[SC01COMJL1.tar]を選択します。SC-01C側の操作
SC-01Cの電源が入っている場合には、いったん電源を切ります。電源を強制的にOFFにする場合は、電源ボタンを10秒程度長押しして終了させます。
電源が切れた状態になったら、ボリュームキーの[-(マイナス)]ボタンを押しながら電源ボタンを押して以下のように表示される画面をSC-01C上で表示させます。
Downloading…
Do not turn off Target!!!
再びパソコン側の操作
SC-01CをUSBケーブルを利用してパソコンに接続します。すでに接続してあった場合には、再度挿し直してみてください。Odin3がSC-01Cを認識すると、[ID:COM]と表記された部分が黄色くなります。
画面上の[Control Panel]と記載された部分の[Start]を選択すると、リカバリイメージがSC-01Cに対して書き込まれます。
書き込みが開始されると、SC-01C上にプログレスバーが表示され、その後リカバリイメージ書き込み処理が走ります。この処理は5分程度かかりますので、気長に待ちます。
Odin3の表記が[PASS!]に変われば、あとは端末が起動してくるのを待つだけです。
SuperOneClickを利用したroot権限の取得
復旧前はz4rootによるroot権限の取得が出来たのですが、この手順で復旧した後は自分の環境ではz4rootによるroot権限の取得が出来なくなってしまいました。
ですので、この手順ではroot権限の取得にSuperOneClickを利用しています。
SuperOneClickとは、Windows OS上で動作するSC-01Cのroot権限奪取用のアプリケーションです。
SuperOneClickのダウンロード
以下のサイトより、SuperOneClickをダウンロードします。
※ダウンロードにはユーザ登録が必要です。
http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=803682
SuperOneClickの実行
SC-01CをUSBケーブルでパソコンに接続し、通常起動させた状態でSuperOneClickを実行し、画面上の[Root]ボタンをクリックします。
アプリケーション実行後、SC-01Cのアプリケーションリストに[Super User]というアプリケーションが含まれていればroot奪取は成功です。
BusyBoxのインストール
SC-01Cをコマンドラインから動作させる際やTitanium Backupを利用するのに必要なBusyBoxも一緒にインストールしてしまいます。BusyBoxは組み込み用のLinux OSによく利用されるコマンド群です。
このアプリケーションはマーケットからダウンロードしてインストールする事が出来ますので、探してインストールしてみてください。
BusyBoxはroot権限が必要なアプリケーションですので、実行すると上記のようなSuper Userアプリケーションからのポップアップメッセージが表示されます。
[記憶する]にチェックを入れて[許可]を押すことで、アプリケーションがroot権限を利用する許可を行えます。
ページ : 1 2
<この記事を全て表示する場合はこちらをクリック>
[…] らこちらが参考になると思います https://pnpk.net/archives/3000 http://www43.atwiki.jp/galaxytab_sc01c/pages/15.html […]
[…] ちなみにGalaxy Tabの場合も同じだがこちらを参考にした https://pnpk.net/archives/3000 […]
まじめまして。
いじっていたら再起不能になり。半泣き状態でした。
とても参考になりました。
自分がDLしたイメージファイルはSC01COMJL2(FUS).tarでした。
これを焼いたら、初期化状態ではなく、直前の状態で復帰しました。
もちろん、rootは取れてなかったですが。。。
本当にありがとうございました
[…] GALAXY Tab SC-01Cの初期化~rootまでの手順 – http://pnpk.net […]
[…] GALAXY Tab SC-01Cの初期化~rootまでの手順 – http://pnpk.net […]
[…] GALAXY Tab SC-01Cの初期化~rootまでの手順 – http://pnpk.net […]
[…] GALAXY Tab SC-01Cの初期化~rootまでの手順 – http://pnpk.net […]