Windows Server 2008 R2 SP1の新機能について

2011年2月17日よりWindows Server 2008 R2 SP1がリリースされるようです。

発表されている今回の新機能はRemoteFXとDynamic Memoryの2つです。

RemoteFX

RemoteFXは仮想化道場曰く、2008年にMicrosoftが買収したCalista(カリスタ)のテクノロジーがベースとなっている機能という事です。

Windows 7 SP1/Windows Server 2008 R2 SP1で搭載されるRemoteFXは、2008年にMicrosoftが買収したCalista(カリスタ)のテクノロジーがベースとなっている機能で、GPUを仮想化して、リモートアクセスしてくるPCから、仮想化されたGPUを利用できるようにする。つまり、VDI環境においても、VistaやWindows7のAero UIを表示したり、GPUのアクセラレーション機能を利用してリモートPCでビデオを表示したりすることができる。

RDP 7.1からの対応機能で、サーバ・クライアント共に画像転送をハードウェアで処理(もしくはソフトウェアエミュレート)を実行するとの事。

また、USBデバイスに関してもサーバ上の仮想OSにマッピングが可能という事で、結構いろいろなデバイスが利用出来るのではないかと期待しています。
ただし、今まで以上にリモートデスクトップを利用した情報漏えいには注意をする必要も出てきそうです。

RemoteFXは、サーバーに搭載された GPU(Graphics Processing Unit)を仮想化し、複数の仮想マシンに割り当てることができる仮想 GPU 機能です。RemoteFX により、Windows 7 の Aero(R) グラス表示、 DirectX(R) アプリケーション、Silverlight(R) や Adobe(R) Flash(R) などの高度なグラフィック機能を仮想デスクトップでもストレスなく使用できます。また、RemoteFX は、クライアント側の USB ポートに接続されたプリンタ、スマートカードなどの USB デバイスを、RDP セッションの接続先の仮想マシンにリダイレクト使用することが可能です。

Dynamic Memory

以前からVMware ESX Serverでは実装されていた機能ですが、ようやくこれがHyper-Vでも利用出来るようになるようです。
ただし、この機能はホストOS側が動的に論理的な物理メモリ割り当てを調整するわけではなく、あくまでゲストOSの認識出来る物理メモリ利用量を変更させるという事で、ゲストOSにDynamic Memoryを認識するためのドライバがインストールされている必要があるという事で、Windows Server 2003/2008/2008 R2の32ビット/64ビット版、Vista/Windows7の32ビット/64ビット版のEnterprise/Ultimateが対象になるようです。

Dynamic Memoryの大まかな動きとしては、Microsoftのページにある以下の図を見ると分かりやすいです。(転載です。)

Dynamic Memory は、仮想マシンのメモリ要求に合わせてメモリを動的に割り当てる機能です。仮想マシンのメモリが十分にある場合は動的に回収し、不足している別の仮想マシンに動的に割り当てることが可能です。1台のサーバーに多くの仮想マシンを集約させる必要のある仮想デスクトップソリューションでは、有効にメモリを活用し集約率を向上させることが可能になります。

Hyoer-Vやリモートデスクトップサービスを既に利用しているサーバであれば、Windows Server 2008 R2 SP1を適用するメリットはかなり大きいと思います。

が、しっかり導入テストを事前に行わないと大きな障害を起こしそうな気もするくらい大きな変更ですね。
事前にしっかりとした動作検証を行う必要はやはり今回もありそうです。

参考URL

Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 および Windows 7 Service Pack 1 に関して
Windows 7 SP1/Server 2008 R2 SP1の新機能「Dynamic Memory」「RemoteFX」

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