Arturia AudioFuse買ってきました

年末セールで以前よりお買い得感を出していたので、前から気になっていたオーディオインタフェースのArturia AudioFuseを買ってきました。

音質については、正直人それぞれの感覚や好みがあると思いますのでなかなか表現し辛いですが、過去所持していたBabyface Proよりも音が落ち着いた印象ですが、聴いていて疲労が少ないのは確かです。何と言うか、良くも悪くも「あー、自分の演奏だな」と誇張なく感じる音です。

また、本体の質感もBabyface Proに似てますが、AudioFuseの方がザラつきがあって個人的にはこちらの方が好みです。

色は3色あるのですが、試聴機が何度も蓋を開け閉めした影響か、だいぶ継ぎ目の塗装がハゲていたので塗装がハゲても目立たなそうなシルバーを選択しました。

この機種の特徴は、欲しい機能にボタンが割り当てられているので、感覚的に操作する事が出来るところだと思います。ヘッドフォンボリュームも各チャンネルにツマミが付いているのですごく直感的に操作出来ます。

本体と蓋の間に半透明のシリコンっぽいリング状のものがついています。これは本体を傷付けない配慮だと思いますが本体を持ち上げる時に動くし滑るのでものすごく邪魔に感じます。本体を持ち運ぶ場合は両手でしっかり持ち上げた方が良さそうです。

AudioFuseには以下のような蓋が付属しています。自分の場合、出しっ放しで放置する時間も結構長かったりするので蓋をしておくことで埃が積もるのが防げるのはとても良いと思います。

ただ、蓋がかなりフィットする感じなのと、金属部分が剥き出しな箇所があるので、気をつけないと蓋、本体共に傷つけてしまう可能性は高いと思います。また、蓋はしっかりハマりますが固定されるわけではないので蓋をしただけだと運搬時にいつの間にか蓋が外れてしまっていた。なんて事もあるかもしれません。お弁当箱をとめるゴムみたいなので固定するのが良さそうです。

背面もかなりメカニックな感じで機械好きにはたまりません。

MIDIのIN・OUTは付属の専用ケーブルを別途接続する事でいわゆるMIDI機器と接続出来ます。またスピーカーも2セット接続出来るようになっていて、どちらで出力するかは本体のボタンで簡単に切り替えられるようです。

USBハブも付いていて、USBドングルやUSBの鍵盤なんかを接続する場合に有効に使えるようです。新しいファームウェアからUSBバスパワーで動作している場合もUSBハブが利用出来るようになったようです。

USBバスパワーで動作させる場合の動きが、現時点では正直微妙だなと思っているのですが(将来ファームウェアアップデートで何かしら改善されるのを祈って)それについても書きたいと思います。(ここが正直一番知りたくて、買ってしまいました。)

まず、AudiofuseはUSBバスパワーで動作するとしつつも、実際はUSB端子を2箇所使って両方から電源を取らないとおそらく多くの人が期待する動作をしません。俗に言うUSBダブルパワーケーブルが本体に付属しており、それを利用します。

※これについては、今後色々試してみようかなと思っているので、試せたらまた追記します。

AudiofuseのUSBバスパワーでの動作には3種類の動作モードがあります。
※DC電源を利用している場合は最大信号レベルが+24dBuでフル機能が利用出来ます。

  1. グリーン
    1. 最大信号レベルが+18dBuになるが入力端子が有効
    2. USBダブルパワーケーブル以外では起動しない
      ※通常のUSBケーブルで起動させる方法は後述
  2. ミックスダウン
    1. 最大信号レベルが+24dBuだが入力端子が無効
    2. 通常のUSBケーブルで起動する
  3. ミックスダウングリーン
    1. 最大信号レベルが+18dBuになり、入力端子が無効
    2. 通常のUSBケーブルで起動する

自分の場合、MacBook Proで利用しているのですがUSB-Cポートにそれぞれ変換ケーブルをかまして使うとグリーンモードでも起動するのですが、うーん、だいぶかっこ悪い。

最近はUSB2.0とは言え急速充電に大容量の電流を流せる機器も存在するのと、元がUSB-C端子だったので何とかなるのではと思い色々試してみた結果、Apple純正のUSBアダプタを使えば手持ちのマイクロUSBケーブルだけでグリーンモードで起動させることが出来ました。

長時間利用した場合に動作が安定するかどうかは、もう少し試してみないと何とも言えないですが、通常のUSBポートだと起動すらしないので期待出来るのではないかと思っています。少なくともギターをシールド直接接続で問題なく録音することは出来ました。

ケーブルとは関係無いですが、機器自体のレイテンシーについてもStudio Oneを使って快適に録音しながらモニター出来ました。

ちなみにApple純正のHDMIとUSBポート、給電ポートがついたアダプタも単体で試してみましたがそちらではグリーンモードは起動しませんでした。

Windowsの場合もUSB-Cポートが付いている場合や、スマートフォンの急速充電が可能なUSBポートが付いた機器なら通常のUSBケーブル1本でグリーンモードで起動する可能性はあると思います。

さらにもっとシンプルにグリーンモードで接続出来るケーブルを見つけました。

エレコムのUSB-CーUSB2.0変換ケーブルです。質感も高級感あって良いと思います。

Macbook Proと一緒に使うならケーブルも1本で事足りますしオススメです。

一応この状態でUSBメモリをUSBハブに挿してみたところ認識して中身のデータにアクセスする事は出来ましたが、USBハブを利用した状態で安定稼働するかどうかまでは確認していません。

Audiofuseには専用のコントロールセンターが付いていて、細かい設定が出来るようになっています。最初起動した時、だいぶ画面サイズが小さいなと思ったのですが、一応プロパティで画面サイズが変更出来るので適当な見やすいサイズに変更することも出来ました。

おそらくメーカーの動作保証範囲では無いですが、USB-Cで利用すればバスパワーでも想定した使い方が出来たので、個人的にはだいぶ価値が上がったかなと思います。

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