IntelのNext Unit of Computing(NUC)に対応したベアボーンDC3217IYEを買ってきました。
アイドル時10W前後の電気使用量で稼働するかなり省エネなマシンだと思います。
全面プラスチック筐体かと思っていたのですが、実は側面は金属で質感も安っぽくなくて良いです。
ベアボーンなので筐体にマザーボードが搭載された形で販売されています。今回のタイプはCPUとACアダプタもバンドルされています。
好きなminiSATAのSSDとメモリを購入すれば、パソコンとして動作します。
ACアダプタはバンドルされているのですが、電源コンセントはバンドルされていないので、こちらも別途購入しておく必要はあります。
3極ピンのコンセントでミッキータイプと呼ばれているようです。
これが無いと組み立て時に電源が入れられません。
SSDにはCrucial m4 mSATA SSDの256GBを買いました。
miniSATAなので通常のSATAのSSDは利用出来ません。通常のSATAのSSDと大きさを比較してかなり小さいです。
メモリはcenturymicroの4GBメモリを2枚買いました。
筐体は4本のゴム足のプラスネジを外すと開けることが出来ます。
まだ何も組み込んでいない状態です。
CPUが既に組み込まれているのと、マザーボードも既に取り付けられているのでSSDとメモリを挿すだけです。2分くらいで取り付け完了出来ます。
miniSATAを取り付ける場合には、取り付け位置のネジに固定させる必要がありますが、特に取り付けに難しい部分もありません。斜めに挿して、下に押し込むタイプです。
筐体の保護シールを貼ったままなので多少見栄え悪いですが、これでACアダプタとHDMIケーブルを挿せば動作します。
部品さえ買い間違えなければ、かなりお手軽に組み立てることが出来ます。
電源投入後のアイドル時のワットモニター測定値は8.7~9.4W程度でした。
かなり省電力な端末と言って良いと思います。
CrystalDiskMarkで測定した結果は以下の通りでした。
SSDはシステムドライブのみで構成されています。
※OSはWindows8がインストールしてあります。
CPUベンチマークに関しても、CPU Benchmarksの結果を見る限りでは、通常利用においては支障無いというか、十分なスペックです。
端末自体、最近はAndroid端末やらRaspberry Piやらありますが、それでも驚くほどコンパクトです。
普通のminiITXのケースを設置するスペースがあれば、10台くらいは詰め込めそうです。
DC3217IYE単体でまだ3万円弱くらいするので安価とは言えないですが、ちょっとした隙間に設置する事が出来るのでリビング用のパソコンにしたり、なんとなくプライベートクラウドを作ってみたり色々な活用方法はありそうだと思いました。
今後バリエーションが若干増えるようですが、Intel以外からもNUC対応製品がリリースされる事になるなら、もっと面白くなりそうです。
おまけ
購入時に、筐体の天板に貼れるステッカーをもらいました。