HDMI出力時、画像が乱れる場合の対処法

パソコンの映像をプロジェクタにHDMI出力する場合、例えば会議室等で利用する設置型プロジェクタに映像を投影する場合はHDMIケーブルを天井やOAフロア内に取りまわさなければならないのでケーブル長が長くなってしまう事があります。

今まで全く気にしたことが無かったのですが、HDMIケーブルが長くなり過ぎると投影される映像にノイズが入ります。
自分の場合、HDMIケーブルが20Mを超えた時点でフルHD解像度の場合に現象が発生しました。

デジタル信号はどんな状況でも劣化しない。と勝手に思っていたのですが、ケーブルが長すぎると信号が減衰し、結果として劣化してしまう事があるようです。

先にどう対処したのか書いておくと、以下のHDMIリピーターを利用して解決しました。

機器説明にはケーブルの中間にリピーターを挟んで利用してくださいと書いてあるのですが、プロジェクタに近い方にこのHDMIリピーターを接続したところ、ノイズの発生を抑えることが出来ました。
出力機器に近い方にHDMIリピーターをかませた場合は、ノイズを抑えることは出来ませんでした。ある程度信号が減衰した頃にHDMIリピーターを利用すると上手く動作するようです。
また、接続の方向もあるようなので、利用する場合はこちらにも注意して接続する必要があります。

配線は以下のようになっています。

PC – 20MのHDMIケーブル – HDMIリピーター – 1.5MのHDMIケーブル – HDMI入力対応プロジェクタ

また、その後以下のような接続を行ってもみたのですが、この接続も今のところは安定して動作しています。

PC – HDMI切替機 – 1.5MのHDMIケーブル – HDMIジョイント – 20MのHDMIケーブル – HDMIリピーター – 1.5MのHDMIケーブル – HDMI入力対応プロジェクタ

20Mを超えるHDMIケーブルもしくはそれに近いケーブルを利用して出力映像が乱れた場合は、PCならいったん出力解像度を下げてみて、映像の乱れが収まるもしくはノイズが減るか確認してみてください。
解像度を下げた場合に映像の乱れが改善されるようであれば、HDMIリピーターを配線の中間にかませることで自分の時と同じように問題を解決出来る可能性があると思います。

特にHDMIリピーターを利用した場合でも、通常のWEBブラウジング等の端末操作においては遅延は発生していないように思いました。とりあえず20Mを超えるHDMIケーブルを取りまわす必要があり、フルHD解像度が必要な場合には、HDMIリピーターは必須だと思います。

また、HDMI切替機を利用していて、特定の機器を接続した時だけノイズが入ってしまう場合も、もしかすると出力時の解像度や、ケーブル品質やケーブルの長さを疑ってみるのも良いかもしれません。

参考程度ですが、HDMI切替機は以下の製品を利用しました。
音声出力を分離出来るHDMI切替機を利用する事で、プロジェクタに音声出力が無い場合でも、外部スピーカから音声を出力させることが出来るようになります。

ただ、自宅利用の場合は配線自体が面倒なので、以下のようなワイヤレスHDMIを使った方が手っ取り早くはありそうです。

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