読み逃げ禁止文化ってのがMIXIにはあるらしい。というのはスラッシュドットとITメディアの記事から。
友人のmixi日記を読み、コメントを残さずに立ち去る「読み逃げ」を失礼と感じるユーザーが増えており、読み逃げを公然と非難する人も出てきた。だが古参のネットユーザーを中心に「何が悪いか分からない」という人も多く、“読み逃げ禁止文化”に対する困惑が広がっている。
こういった人は足跡が残っているのにコメントがついていないとがっかりするんだとか・・・興味深いですね。
そういえば昔同じようにコメントを書く事だけで成り立つシステムがあったな・・・とふと思い出してみました。違法コンテンツ配布サイトです。
P2Pなんて物が無いご時世だったから昔は違法コンテンツを配布する時には、海外の無料HPをその手のHP管理人が取得して怪しいファイルをアップロードして、シコシコ配布していました。そういう人間を人はアップ職人と呼びました。・・・もう10年くらい前の話ですけども。
アップ職人はアップロードしたファイルに対して”欲しかったんです、ありがとー”や”ダウンロードさせていただきます”などのコメントを励みにアプリケーションやらMP3やらを海外サイトにガジガジアップロードしていたんです。
そういえば数年前に流行したWinMXなんかも”ダウンロードしますねー”とか相手にダウンロードする前に話しかけないとダウンロード中にダウンロードを相手に止められるんだよ。なんて話も聞いたことありますね。
まあ、つまりMixiのコメントを絶対に書かないと許さない。ってのは違法コンテンツアップロードサイトのお礼を絶対に書かないと許さない。ってのに心境が近いんじゃないかな、なんて思ったわけです。
作成、もしくは配布した人は、文章にしろ違法コンテンツにしろそれなりの時間、もしくはそれなりの対価を支払って公開しているのだからもっと、敬意を払ってくださいよ。それにアナタはコレを無償で手に入れてる訳ですよ?その代償としてコメントを書くのは当然でしょう。とかそういう思考でしょうか?・・・まあ、そう思っているのならば僕にもなんとなくその気持ちが分かりますけども。
日本って相手の満足度に対して、”どう?満足だった?”ってあえて聞かない風習あると思いませんか?空気を読むっていうか、そんなやつです。
Mixiならばコメントが無くてもアクセス数がわんさかあれば”あー、僕の作った文書も需要あるんだなー”とかあると思うんだけども、どうなのかな?
まあ、この手の見返りを求める人ってのは多感な時期な事が多いと思うし、これも文化と受け止めるのが良いのかもしれないですね。
スラッシュドットの記事で面白いのがあったんで、転載。
Anonymous Coward のコメント
「読んだけどつまんなかったです」
「自慢げに書いてますけど、それみんな知ってますョ」
「そんなことして平気な顔していられるなんて相当のDQNですね」
「もうちょっと日本語の勉強しましょうよ」
「……で?」どう反応するんだろう?
無視して去ってくれるのもやさしさだと思うんだよなぁ。
そう、コメントを残さないのもやさしさですよね。
まあ、こんなご時世だからMixiを足跡を残さずに巡回するアプリケーションなんかも出回る訳です。自分では足跡残さないのに人には強要する人ってやっぱり何人かはいるんだろうなー。