MicrosoftやAdobeの製品を買うとき、お店で買うとパッケージに入っているじゃないですか、あれをパッケージ版っていって、逆に買っても紙とインストールメディアだけ送ってくるのをライセンス版って言います。
今日はライセンスでアプリケーションを買う方法について書きたいと思います。
パッケージ版とライセンス版の一番大きな違いってのはプロダクトキーの入力でしょうか。パッケージ版を買うとそれぞれのパッケージ毎にプロダクトキーが違っていて、ちょっと前までは同じプロダクトキーでも使い回しって出来たんだけど、最近はオンライン認証も出来たりして、プロダクトキーの管理をしないとどの端末にどのアプリケーションを入れたんだか分らなくなっちゃいます。
会社にある程度の人数が居る場合にはボリュームライセンスでアプリケーションを購入するのが便利です。いや、便利っていうか必須です。
ボリュームライセンスでアプリケーションを管理するようになると本当に楽です。どのへんが楽になるかというと
・個々のライセンスキーを管理しなくて済む
・いくつ買ったか把握したいときはWeb管理画面から確認可能
・ネットワークからイメージを展開出来るようになるのでインストールも楽
この辺が便利になるわけです。便利じゃないですか?
アプリケーションのライセンス購入に関しては是非ライセンスオンラインを活用してみてください。僕もライセンスオンラインで何度もアプリケーションを購入した事があるんですけれども、注文の履歴管理やライセンス管理をオンライン上で出来るのでとっても便利です。
ライセンスオンラインで取り扱えるライセンスはかなり数多くあるんだけど、Microsoft製品やAdobe製品など、面倒なオンライン認証が必要な製品はここで買うと楽ですよ。
Microsoft
Microsoft製品の場合注意したいポイントとして、WindowsXPやVistaに関してはアップグレード、Office2007等のOffice製品に関しては新規購入のみがライセンス版を購入出来ます。OSに関してアップグレードからしかライセンスで販売しない事に関して昔担当から聞いたことがあるんですが、PCメーカーのパソコンの販売を妨げる販売はしません。ってな事らしいです。
また、ライセンス購入は例えば今回からWindowsXPをライセンスで購入しよう。って事になった場合、初期購入数は5個以上じゃないと駄目です。ただし、次回以降同じ製品であれば1ライセンスから購入出来ます。また、パッケージ版からのアップグレードでライセンス版の購入は出来ません。
更新手続きに関してはOS、アプリケーション共にSA(ソフトウェアアシュアランス)と呼ばれているアップグレードの権利を買い続ける事によってのみ更新が出来ます。SAを一緒に購入しなかった場合は再度ライセンス版を新規に購入しなくてはいけません。
#あくどいです。
Adobe
Adobe製品の場合結構良心的です。過去に買ったパッケージ版ライセンスからのアップグレードが可能です。ただし、2回目以降購入する場合に注意点があって、注文時に利用者側のIDというものがあり、このIDを記入せずに申請すると利用者IDがバラバラになってしまいます。
このIDはAdobeのライセンスを管理する管理ページで使うんですが、バラバラだとライセンスが一元管理できなくなります。
この仕組みをそもそもどうにかしろよとか思うわけですが、まあ今のところの仕様です。
アクロバット8からボリュームライセンス版にもオンライン認証システムが導入されて購入ライセンス数以上アプリケーションを認証しようとすると失敗します。
利用者側からするとこの上なく不便なんですが、管理者側からするとこういう機能あるとすごい楽です。ただキツキツに制限されているわけではなく、ある程度柔軟性はあります。
まあ、詳しくは使ってみてください。