Windows XPはServerOSと比べていろいろ制限があるんですけど、Windows XPをサーバとして使う場合に困るのが”最大ユーザ数”というやつです。
コマンドプロンプトから
net config server
と入力することにより現状の設定を確認出来ます。
デフォルト値ではWindows XPの場合
C:\Documents and Settings\hogehoge>net config server
サーバー名 \\PCName
サーバー コメントソフトウェア バージョン Windows 2002
アクティブなネットワーク (サーバー)
NetbiosSmb (000000000000)
NetBT_Tcpip_{XXXXXX-XXXXXXXX-XXXXXXXX} (XXXXXXXX)隠しサーバー No
最大ユーザー数 10
各セッションのオープン ファイルの最大数 16384アイドル セッション時間 (分) 15
コマンドは正常に終了しました。
となっているはずです。
Windows Server 2003の場合は
C:\Documents and Settings\hogehoge>net config server
サーバー名 \\ServerName
サーバー コメントソフトウェア バージョン Microsoft Windows Server 2003 R
アクティブなネットワーク (サーバー)
NetbiosSmb (000000000000)
NetBT_Tcpip_{XXXXXX-XXXXXXXX-XXXXXXXX} (XXXXXXXX)隠しサーバー No
最大ユーザー数 無制限
各セッションのオープン ファイルの最大数 16384アイドル セッション時間 (分) 15
コマンドは正常に終了しました。
最大ユーザー数に大きな違いがあって、例えばWindows XPをファイルサーバやプリンターサーバとして使いたい場合、10ユーザ以上接続する事が出来ないわけです。
まあ、あくまで同時接続ユーザ数の話であって、10人一度にアクセスする事も滅多に無いだろう。なんて思うんだけど、デフォルトではアイドルセッション時間が15分で設定されているので通信が終了した後も15分間は接続しっぱなしになるので、ある程度利用頻度の高い用途に使うとすぐに接続ユーザがいっぱいになってしまいます。
以前触れたかもしれないWindows XP→Windows Server変換Toolでこの接続ユーザ数もなんとかできるかも知れませんけども、公式にはWindows XPの接続ユーザ数を増やすことは出来ません。接続ユーザがいっぱいになってしまう場合の対処法としてアイドルセッション時間を短くするという方法があります。
コマンドプロンプトから
net config server /autodisconnect:0
と入力します。これによりアイドル セッション時間を0分にして通信が終わったら即セッションを切断させる事が出来るようになります。
再度
net config server
を実行してみましょう。すると”アイドル セッション時間 (分)”の値が”0″になっているはずです。
C:\Documents and Settings\hogehoge>net config server
サーバー名 \\PCName
サーバー コメントソフトウェア バージョン Windows 2002
アクティブなネットワーク (サーバー)
NetbiosSmb (000000000000)
NetBT_Tcpip_{XXXXXX-XXXXXXXX-XXXXXXXX} (XXXXXXXX)隠しサーバー No
最大ユーザー数 10
各セッションのオープン ファイルの最大数 16384アイドル セッション時間 (分) 0
コマンドは正常に終了しました。