Intel VTを使ってみる@Microsoft Virtual Server 2005 R2 SP1

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すごいぞIntel VT

Intel VTが有効になると仮想OSのパフォーマンスは飛躍的に向上します。僕の試した環境だと物理メモリが1GBしか搭載されていなかったので仮想OSには512MBしか割り当てられなかったのですがもっとメモリを割り振ると安定性はベータなのでなんとも言えませんが、実環境でも通常のOSと遜色無く使えるかもしれません。
仮想OSにはWindowsXPをインストールしてみたんですが、リモートデスクトップを有効にしてリモートデスクトップ越しにマシンを操作すると仮想OSだとは思えないくらい快適に動きます、すごいです。

ちなみにMicrosoft Virtual Server 2005 R2は実環境の場合Windows Server以外にはインストールしちゃいけないみたいなんですが、Windows XP上でもしっかり動きます。今回の検証もWindows XPにインストールした検証です。

今回ベンチマークも測定してみたんですが、特に今回のベンチマークに意味は無かったかも知れません。というのもIntel VT有効、無効を問わず結果に違いが見られなかったからです。

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物理PCのベンチマーク結果です。CPUはCore2DUOの6600です。

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Intel VTが無効の状態でのベンチマークです。

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これがIntel VT有効時のベンチマークです。

うーん、Intel VTの状態がどうであれベンチマーク(特に重要なのはCPUね)の値は誤差程度しか違いが無いです。ベンチマークっていったらHDBENCH!なんて思ってるんだけど、これじゃパフォーマンス測れないのかな・・・?
あと、CPUの速度ベンチの結果が物理PCの半分なのは仮想OSに割り振られているCPUリソースが50%しか割り当っていないからです。
ただ、ここも分からないのがVirtual Server上のリソース割り当ては100%になってるんですよね。仮想OSのプロパティ上ではCPUはシングルCPUって表示されていたんだけどこれが原因なんだろうか、まあこの辺もおいおい試してみたいと思っています。

まとめ

いやいや、Intel VTとかいって大したこと無いんじゃないの?なんて思っていたんですが使ってみてびっくりです。ここまでパフォーマンスが出るのであれば近いうちに家にも一台Intel VT対応のマシンを買おうかと思っています。
Intel VTが出現した事で仮想OSもようやくまともに稼働するようになりましたね。今後仮想化技術はCPUだけではなく他の物理デバイスまで及ぶらしいんで今後にも期待です。

追記

どうやら一昨日Virtual PC 2007がリリースされたようです。こちらも無償でダウンロード出来ます。以下ダウンロード先URLと今回の更新点です。

今回のバージョンアップでは、ホストOS、ゲストOSのいずれでもWindows Vistaを正式サポートしたほか、ホストOSでは64bit版のWindowsにも対応した。インテルやAMDのCPUの一部が備える仮想化機能にも対応する。また、物理的な実行環境としてマルチディスプレイをサポートし、ゲストOSを、いずれか1つのディスプレイ上でフルスクリーン表示することもできる。

Virtual PC 2007 - 日本語版

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