昔、BOOWYのビデオを擦り切れるくらい見ていたり、色々な経緯はあるのですが、FERNANDESのTEJというギターシェイプがすごく好きです。
布袋寅泰さんのトレードマークのギターから、G柄と呼ばれている白いラインの無いギターになります。
過去、FERNANDESというメーカーから発売され、色々なメーカーからも発売されましたが、一度姿を消し、さらに2014年に少しパワーアップ?して再販されました。
3本TEJタイプのギターを持っていて、さすがに数あっても弾けないのでどうにかしようとは思っているのですが、そうならないうちに今回はそれぞれのTEJについて書いてみようと思います。
FERNANDES TEJ70
もう20年近く前に自分が始めて購入したTEJです。
TEJも年代によって色々な仕様があるようで、自分のはボディーがバスウッドの時代のものだと思います。
ネックは今回の3本の中で一番太いです。
ライブで何度も使い、写真ではキレイに見えますが倒れたりぶつけたり傷だらけです。
また、さすがに年季が入っているのでバインディングがクリーム色になっています。
年季が入っているからなのか、昔の固体で造りが良いからなのか、はたまた当たりギターだったのか音は気に入っています。
ポジションマークはパールのように光りますが、おそらくプラスチックかなと思います。
フレットがかなり減っていてすり合わせが必要なタイミングになっていると思います。
思い切ってフレットごと交換しようかとも思ったのですが、過去5万円で購入したギターのフレット交換を5万円近くかけてやるのもなかなか気が引けてしまっていてそのままです。
ピックアップは過去EMGを参考にFERNANDESが作成したとかしないとか言うF.G.I. TECHNOLOGYが搭載されています。
FERNANDES TEJ-DELUXE-2S
再販されたTEJです。裏にメイド・イン・ジャパンの文字が印刷してあるので古いモデルとは区別付けられると思います。
ネックの形状はTEJ70と比べると細身でZodiac Worksのネックに非常に近いシェイプです。
ネックプレートは毎度よく錆びるのでKTS社のTitanium Neck Joint Plateに変更しています。
チタン特有の・・・音になってくれたのかは自分の耳では判断出来ませんでしたが、見た目格好良いので気に入っています。
標準のプレートはFERNANDESのロゴ入りのこちらのプレートになります。
ネジはM4X45(mm)のタイプです。
デフォルトでピックアップがFERNANDES製ではなくEMG-SAになっています。
よく見ると、Zodiac WorksのEMG-SAとロゴが違います。こちらは新しいEMGのロゴのタイプです。
指板はローズウッドです。TEJ70の指板は少しゴツゴツした感じなので、こちらの方が色も濃く、質感は良いです。
ドットポジションマークは艶の無いパール風プラスチックのようなもので出来ています。
ブリッジはGOTOH GTC-102が利用されているようです。
ピッチ10.5mmでスチール製のようです。
ネジ類はこれまた錆び防止にステンレス製に変更してあります。
そういえば、先ほどのKTSネックプレートにセットしてあるネジもステンレス製に変更しています。
これでハイフレットを弾くたびに手が鉄のにおいになる・・・のは防げるはずです。
カーボン製ナット搭載です。
あと今回入手したものは弦が接する面の切り込みがちょっと弦高が高いものでした。
2015.05.16 追記
御茶ノ水のBIGBOSSにてメンテナンス出してきました。
やはりプロのリペアマンの作業は想像を超えていました。
まるでボディーもネックも振動しない鳴らないギターがウソのようにギターらしい音になりました。
前の持ち主は自分でセットアップしたのか不明ですが、調整で本当生まれ変わった気がします。
明らかに音に違和感がある場合には一度楽器屋さんに調整出してみるといいと思います。
気になっていたナットも絶妙な具合に削ってもらい、とても弾きやすくなりました。
少し上のほうに載せた削る前の画像と比べると結構違うのが分かると思います。
メンテナンスと一緒にサドルもKTC製PR-17に変更してもらいました。
Zodiac Works TC-BLACK
御茶ノ水の楽器店で注文してから納品まで約7ヶ月かかったZodiac Works製のギターです。
TC-HOTEIとなると、布袋寅泰さんのシグネイチャーモデルになります。
悲しい事に良く見るとボディートップに色むらがあるのですが、まあ受注生産ですし。
全体的にかなり良く出来ていて何より音が素晴らしいです。TEJ好きなら納得出来る出来だと思います。
ピックアップはEMG-SAが搭載され、指板はエボニーで高級感あります。ポジションマークも美しいです。
ZGB-IというZodic Worksオリジナルのブリッジが採用されています。
ピッチ10.8mmで真鍮製のようです。ピッチが異なるのでFERNANDES製のギターには加工無しでは組み込み出来なそうです。
ZGB-Iに取り付ける場合はこちらのピッチのものが適合すると思います。(そのうち取り付けてみたいと思います。)
ネックプレートにもZodic Worksのロゴが入っています。
よく見ると、ネジもFERNANDES製のものよりもやや大きいサイズとなっています。昔雑誌で布袋さんが踊りながらギターを演奏する際、通常のネジだとネックがずれる事があって4mmから5mmに変更したと記載があったので、おそらく5mmネジが利用されているのだと思います。
ネックの付け根の形状もFERNANDES製のものと異なります。
FERNANDESのTEJは付け根が三角になっているのですが、Zodic Works製は丸みを帯びた形をしています。
ピックアップはEMG-SAが搭載されています。ロゴによる音の違いがあるのかは分かりませんがTEJ-DELUXE-2Sに標準搭載されているモデルとは何かが違っているのかもしれません。
写真では伝わり辛いかもしれないですが、お高い雰囲気出ています。TEJ-DELUXE-2Sと比べると質感もそうですが、処理も物凄く丁寧です。
こんばんは、コメントありがとうございます。
標準ラインナップには無いのですが、注文すると作ってもらえます。何年か前に買ったのですが、楽器屋経由で購入すると、何割か安く買うことが出来ますが、自分が買った楽器屋はそこまでカスタマイズまでは細かく指定出来なかったのですが、zodiac worksに直接連絡する事で、指板何を使うとか、ネックシェイプどうするとか、結構柔軟にカスタマイズ出来るようです。移転後、zodiac works行って無いですが、試奏出来るのでまずはしっくりくるか確認してみるといいと思います。勝手に先入観で職人気質な人が無愛想に対応するのかと思って、お店に入り難い雰囲気ですが、実際入ってみるとそんなことは全然なく気さくにお話し出来ました。
余談ですが、値段は通常の布袋モデルと金額同じで、後からg柄に塗り直す事もできるようですが、塗り直しだけで10万くらい覚悟した方が良いとの事でした。
余り数無いかも知れないですが、たまーに中古で出回っていることはあるようです。
参考になれば。
いつも拝見させていただいています!一つ質問なのですが、Zodiac Works TC-BLACKのギターはどこで販売されているのでしょうか。PCで検索してもなかなか見つからなくて… お時間があれば是非教えていただきたいです。よろしくお願いします!