AdRestoreでADアカウントを復元する@Sysinternals

今までのこのページの書き方から、”削除してしまったアクティブディレクトリのユーザ・グループを復元する@AdRestore”なんて書こうとしたんだけども、タイトル長すぎるので簡潔にしてみました。

AdRestoreって何っすか?
AdRestoreを使うと、ドメインコントローラから削除したオブジェクトを再び有効に出来るようです。誤って削除してしまうような事が起きてもこのアプリケーションを知っていれば問題無い訳ですね、もちろんそれ以外にも復元する方法はあるんですけども。

Server 2003 introduces the ability to restore deleted ("tombstoned") objects.
削除してしまったオブジェクトを復元する能力をServer 2003に導入します。
This simple command-line utility enumerates the deleted objects in a domain
このシンプルなコマンドラインユーティリティはドメインの中の削除してしまったオブジェクトを列挙し、
and gives you the option of restoring each one.
それらを復元させるオプションを提供します。
Source code, is based on sample code in the Microsoft Platform SDK.
ソースコードはMicrosoft Platform SDKのサンプルコードに基づいています。
This MS KB article describes the use of Adrestore
以下のKBはAdrestoreの使用についての説明です。

840001: Active Directory から削除されたユーザーおよびユーザーのグループ メンバシップを復元する方法

AdRestoreの使い方
ここからAdRestoreをダウンロードします、現在の最新バージョンは1.1です。

ダウンロードしたら適当なディレクトリに展開して、コマンドプロンプトから実行します。

ドメインに参加している端末からでも権限さえあれば実行出来ます。実行すると今までに削除したオブジェクトの一覧が見れます。うーん、何気に結構ありますね。

001.png
とりあえず試しにアカウント”hogehoge”を作成し、そのまま削除してみる事にします。

002.png
作ったばかりですが、削除・・・と。

003.png
AdRestoreを実行した結果に、さっき削除した”hogehoge”が見つかりました。

そしたらこのアカウントを復元してみましょう。復元する場合には

AdRestore /r "アカウント名"

と入力します。

004.png
このアカウント復元するけど・・・本気かい!?と聞かれますので本気であればYをタイプしてください。本気です。

005.png
リストアが成功すればこんな画面が表示されます、簡単なのに便利ですね。

006.png
“Active Directoryユーザーとコンピュータ”画面から確認するとアカウントもしっかり復元出来ていますね、既定で復元させると無効になってしまうようです。

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